2008年1月17日

アネクドテン「From Within」


今日集中的に聴いていたのは叙情的なヘヴィ・ロックを聴かせるスウェーデンのバンド“アネクドテン”が1999年発表した3枚目「From Within」である。メロトロン云々を抜いてもこのバンドはインストが秀逸。迎え撃つより攻め入る、そよぐよりも渦巻く、そんな雰囲気の中にあっても、時に後ろを振り返りながらその反動をもってして、また突き進まんとする。そんな気概が受けて取れる。5曲目「Slow Fire」の中盤、持続的なメロトロンに籠るギターは肛門が開きそうな程痺れる。しかし、Vo.が入ると一転してして速度、硬度が劣り二極化に向かう、例えばこのアルバムでは3曲目や8曲目がそれに当たる。