2008年1月27日

デヴィッド・シルビアン

春の趣きが益々遠くなる気配すら漂う日曜の午後、気分はもっぱらデヴィッド・シルビアン(David Sylvian)。日がな一日以下のCDを取っ替え引っ替え。(去年の10月30日東京・渋谷オーチャードホールにも行けなかったし・・・ )

Brilliant Trees (1984 Virgin) Alchemy - An Index Of Possibilities (1985 Virgin) Secrets Of The Beehive (1987 Virgin) Dead Bees On A Cake (1999 Virgin) Camphor (2002 Venture) Blemish(2003, SamadhiSound)
※左から Brilliant Trees (1984 Virgin) / Alchemy - An Index Of Possibilities (1985 Virgin) / Secrets Of The Beehive (1987 Virgin) / Dead Bees On A Cake (1999 Virgin) / Camphor (2002 Venture) / Blemish(2003, SamadhiSound)

こうして丸一賭けて一人の人間が紡ぎだす作品に浸るのが趣。

2008年1月22日

有り難い時代(ネット動画)

三十路を超えた世代には昨今のネットでの動画事情は非常に有り難く感じます。
例えば、以下のような映像が見たい瞬間に引き出せるのですから。
私の場合はジャーマンロック好きから派生し、サイケ、プログレ、テクノなど渡ってきましたが、当時は余程で無い限りお目にかかることも無く、あしげく西新宿に足を運んでは“それ専門”の店で探してもらったり、取り寄せてもらったり、苦労したものです。英米モノはともかく独モノは比較的何もかもが流通難・・・な印象でした。

ノイバウテンをはじめ、
アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン - サブリナ
(Einstürzende Neubauten - Sabrina)

クラフトワークの「電卓」だけでもざっと見ただけで
クラフトワーク - 電卓 1
クラフトワーク - 電卓 2
クラフトワーク - 電卓 3
クラフトワーク - 電卓 4
(Kraftwerk - pocket calculator/dentaku)
こんなに・・・・・おまけに、
クラフトワーク - アウトバーン
(Kraftwerk - Autobahn)
も。

果てはアモンデュールIIとか
Amon Düül II - Soap Shop Rock live
アモンデュールIIは最近まとまったDVDが出たので迷わず買ったんですが、1970年のこの映像は入っていませんでした。

いやはや本当に涙ものの有り難さ。

2008年1月20日

柳田ヒロ「Hirocosmos」


1973年、どこから来たのか、そして何処へ・・・一体何時、誰が辿り着くのか、この場所に。そんな事を未だに思う。HIRO、ここまで“出来る”日本人は居ないんじゃないかと未だに思う。リアルタイムに知らないのでアレやコレや偉そうな事は何一つ云えないのだけれど。なんだろう、このアンプから出っぱなしのジーッってノイズがいいのかな、いや、時代的状況の立ち位置かもしれない。関わり合ったであろう拓郎や細野も皆メインストリームに成り上がったってのに・・・。アンダーグラウンドにもなれず、メインストームにもなれず。分からないや。でも凄いんだ、ほんとに。2曲目「Ode to Taurus」のシンセリードの跳ね上がりなんて凄い気持ち良くって、もう。

2008年1月18日

メビウス+ローデリウス「APROPOS CLUSTER」


淡々と硬質の機械音が続くメビウス+ローデリウス「APROPOS CLUSTER」。4曲目「Falls」もピッチベンドを効かせた癖のある良作なのだが、傑作は5曲目「Apropos Cluster」。まとわり付いては、はぐらかすような幼児性的な営みを見せつけられているような、そんな楽曲。

2008年1月17日

アネクドテン「From Within」


今日集中的に聴いていたのは叙情的なヘヴィ・ロックを聴かせるスウェーデンのバンド“アネクドテン”が1999年発表した3枚目「From Within」である。メロトロン云々を抜いてもこのバンドはインストが秀逸。迎え撃つより攻め入る、そよぐよりも渦巻く、そんな雰囲気の中にあっても、時に後ろを振り返りながらその反動をもってして、また突き進まんとする。そんな気概が受けて取れる。5曲目「Slow Fire」の中盤、持続的なメロトロンに籠るギターは肛門が開きそうな程痺れる。しかし、Vo.が入ると一転してして速度、硬度が劣り二極化に向かう、例えばこのアルバムでは3曲目や8曲目がそれに当たる。

2008年1月11日

Voice Echos (mp3)


2003年、AKAI HEADRUSH E1と各種エフェクター、そして自身の声のみを使用したライブパフォーマンスから。