2007年12月15日

2007年の買い納め

新宿ユニオンにて実り豊かな41枚の収穫から主立ったものをピックアップ。
直球勝負のハードミニマルで締めくくる形となりましたが、今年はこれで買い納めです。


■アーティスト:Sawako
■タイトル:Madoromi

弦管から鉄琴、囁き声にフィールドレコーディングまで交えたごちゃ混ぜ盤。こういった音の重なりは打算が見え隠れした末に陳腐になる傾向が強いのですが、この作品はすっきりまとまっていて感触は◎。最近はっとさせられるものに日本人が多いのは何故でしょう。。ジャケも可愛らしい。



■アーティスト:Various Artists
■タイトル:The Best Of Dancemania - Chicago Ghetto House

Gant-manとTraxmanがDanceManiaの新旧音源全48トラックを高速MIX。盤面がCDRかと思わせる程にチャチで、なおかつペラペラなスリーブ・・・どこを切り取っても堂々たるクソっぷり。いやはやそこがまたダンスマニア魂であり期待を裏切らない計算され尽くした仕様なんだとタメシテガッテン。当時リアルタイムでお世話になっていたDJ Deeon / DJ Milton / DJ Funk / DJ Hyperactive / Paul Johnson / Traxmen 辺りのトラックが購買意欲をそそりました。蛇足ながら同じダンスマニアといってもここいらの辛苦なクソ盤とは違いますでご注意。あ、クソレベルで云ったらこっち(.ram)も捨てがたいな・・・と今思いました。。



■アーティスト:Various Artists
■タイトル:Spectral Sound Vol. 1

ディープミニマルなレーベルらしいSPECTRAL SOUNDのコンピ2枚組。二枚目はRYAN ELLIOTのMIX盤になってます、2005年と比較的最近のもの(?)なので収録アーティストもMatthew Dear/AudionとDMX Krewしか知りませんが昨今「Click」という「Minimal」に併置されたジャンルが在るのを知り、この周辺が多く入ったMIX盤をカタログ的な意味合いでお買い上げしてみました。聴いてみた印象としては音数少なめな“だけ”でヒネりも無く、あげく勢いが無いというか、ちょっとインテリジェンスな空気すら感じました。同じ空気ならCentral等々で良質なものがあったにの・・・・とネガなボヤきをしてみたい所だけども、数ヶ月前買った
■アーティスト:FALSE (Matthew Dear)
■タイトル:2007

はジワジワ上がってくる感じが心地良く瞠目に値する仕上がりですので「Click」はこれからいろいろ聴いてみないといけませんね。で、それはさておき「Click」はクリックノイズやクリック信号のクリックなのかな。もう若人に譲ります。




■アーティスト:Cobblestone Jazz
■タイトル:23 Seconds

これに関しては、どこかで聴いたような甘ったるい空気がつまらないと感じた次第でありまして、このままCD棚の奥底に沈み再びCDトレイの乗っかるの日は来ないものと思われます。レコ屋のオススメ棚ではよく見かけたので人気はあるんでしょう。こちらも若人に譲ります。




■アーティスト:Magda - She's A Dancing Machine
■タイトル:She's A Dancing Machine

Richie Hawtinの相棒MagdaによるMIX盤。71トラックと驚異の収録数を誇るのですがトラック自体知っているものが無い為、その凄さは分からず終い。こちらも所謂Click系ですが淡々と聴けて良好な手触り。




■アーティスト:Various Artists
■タイトル:Nocturbulous Behavior - The Mix

UR周辺の音源のみでJames Pennington(Suburban Knight/Dark Energy)の初MIX盤。UR / Mad Mike / Suburban Knight / Scan7 / X-101 / X-102 で買い。聴いてみて一言、このMIX盤はUR関連でもっとも良い。やっぱThe Martian - Particle ShowerやMad Mike - Death Starはたまらない。今後お世話になる事請け合いな出来。




■アーティスト:Various Artists
■タイトル:Radio UR... Vol.01 mixed by DJ Skurge

DJ Skurgeという人(私知りません)が同士UR周辺の音源を使ってMIX盤。UR / Mad Mike / Suburban Knight / Galaxy 2 Galaxy で買い。




■アーティスト:UMEK
■タイトル:DJ World Series: Techno From Slovenia

スロベニアシーンの立役者UMEKの硬派なMIX盤。知っているアーティスト名こそほとんど無いのですがABsenseTehnikaと云ったレーベルからのものが多く聴けば納得の仕上がり。全部で一曲なのでトラック毎にスキップすることはできませんが初っぱなからハードにかっ飛ばしてくれるので問題なしです。




■アーティスト:Various Artists
■タイトル:Stammheim Presents Heimfidelity 1 mixed by DJ Pierre

元祖アシッド野郎DJ PierreのMIX盤。ドイツのClub「STAMMHEIM」からの憶い入れの強いトラックが目白押し!!Jamie Lidell「Freely Freekin」 / Robert Armani「Circus Bells (Hardfloor Remix)」 / Neil Landstrumm「The Fool」 / DJ Rush「The Showcase」 / DJ Hell「My Definition Of House」 / DJ Rush「Headrush」 / Plastikman「Spaz」 / Roland Casper「Nase」 / Green Velvet「Destination Unknown」 / Cajmere「Keep Movin (Perculator Mix)」 / Cristian Vogel「2 Bite & Scratch」 / Bigfoot「Drums 3」 / DJ Naughty「Gigolo Style」だけでも迷わず買い!

同シリーズにあたる
Stammheim Presents Heimfidelity 3にはRichard BartzやThe Advent、Zombie Nation。
Stammheim Presents Heimfidelity 5にはRobert HoodやSuper Collider、Thomas Brinkmannなどのトラックが名を連ねているのでいずれ聴いてみたい。




■アーティスト:Various Artists
■タイトル:Essential Underground Vol. 07: London / New York City

Christian SmithとBen SimsによるパードミニマルMIX対決盤2枚組、NY側のChristian Smith面ではDJ Deeon / Technasia / Item One (Johannes Heil & Heiko Laux)、London側のBen Sims面ではMark Broom / Len Faki / Blake Baxter / DJ Shufflemaster 辺りで買い。




■アーティスト:Various Artists
■タイトル:430 West Presents Detroit Calling

Random Noise GenerationことOctave OneことBurden五兄弟の長男Lawrence BurdenのMIX盤。デトロイト関連ばかりの面子を揃えが故にデトロイト・コーリングとなった訳ですが、ロンドン・コーリングとの関係はありません。Octave One / Cari Lekebusch / Dark Comedy / E-Dancer / G Flame & Mr. G / Richie Hawtin / Random Noise Generation / Jeff Mills 辺りで迷わず買い。




■アーティスト:Various Artists
■タイトル:430 West Presents Back To The Rhythm

こちらはBurden五兄弟の五男Lorne BurdenのMIX盤。Octave One / Inner City / KSR / Underground Resistance / Random Noise Generation 辺りで買ってみた。前半は歌ものっぽいハウシーな流れが続きゲンナリしたが、10曲目中盤辺りから徐々に上がり逆にハマってくる。こういうのも悪くないかな。




■アーティスト:Various Artists
■タイトル:PLUS: Technasia: Charles Siegling

TechnasiaのCharles sieglingによる中国は北京のClub「Orange」でのLiveMIX盤。むかしなつかしのハードミニマルがあたくし的には◎。Steve Bicknell / Adam Beyer / Phuture 303 / Robert Armani / Traxmen / Umek / ScanX / Technasia / Random Noise Generation / DJ Shufflemaster / Ben Sims / Tobias Von Hofsten / Fumiya Tanaka / Jeff Mills 辺りで迷わず買い。




■アーティスト:Various Artists
■タイトル:Transmissions Vol. 1

Richie Hawtinの同士だった御代John Acquaviva(今は知りません)のMIX盤。Plus8Definitiveなどからの音源が主でのBaradaOmegamanをお交えた所が特にうれしい(バラダ、オメガマン・・・このヘボい名前もお気に入り)。御代の
X-Mix-3も好きて今でものんびり聴いてます。Ian Pooley / Hard Trax / Barada / Omegaman / LFO vs. F.U.S.E. / L.A. Williams / Plastikman / DJ HMC 辺りで迷わず買い。




■アーティスト:Various Artists
■タイトル:特になし(Basic Channel)

やっと購入、いやはや内容も最高です。メタル缶ケースでNoise世界では然程珍しいものではないのですがテクノ(一応)では初めて観ました。Basic ChannelやChain Reaction周辺はほとんど12インチで所有しているのですが、Maurizioのコンピも含めてCDでもある程度まとめて聴けるのはうれしい限り。反面12インチのレコードラベルもがいずれをとっても美しい分、こうしてCDでまとまってしまうのももったいない気がします。Basic Channel / Quadrant / Radiance / Vainqueur / Cyrus だけでも迷わず買い。
これに関連してClaude Young - DJ-KicksではMaurizioRandom XSRatioなど渋い選曲&高等MIX盤で、何年前に買ったのかも覚えていませんが今現在でもMIX盤部門オールタイムベスト5に君臨しています。




■アーティスト:Dave Angel
■タイトル:39 Flavours Of Tech Funk

Dave AngelによるMIX、2枚組の全39トラック。相変わらずのアッパー加減です。Dave Angel / Ian Pooley / Luke Slater / Mark Seven / Christian Smith / Velocity Boy / Alexi Delano & Cari Lekebusch / Adam Beyer 辺りのトラックで買っておきました。




■アーティスト:Various Artists
■タイトル:Techno Sessions - Over 2 Hours Of Classic Techno Anthems

新旧テクノの名曲を押さえた2枚組コンピ。E DANCER「VelocityFunk」 / Slam「Positive Education」 / Dj Hell「Berimbau」 / SHATRAX「MispentYears」 / Orlando Voorn「Blast」
辺りのトラックで買っておきました。
※Dj Hell「Berimbau」トラック中の“ビリンバウ”というボイスサンプルが“貧乏”に聴こえる。




謎のブートレーベルからのMIXCD
TOP OF THE HILLという怪しげなレーベルから出ているのですが、Webサイトも用意されていない所をみると無許可でFMなどから録音販売しているのかと・・・。謎のブートシリーズといった所ですが音質も選曲もいいので聴き込んでいます。
まずはRichie HawtinのMIXやLive音源達。しかもCDR。
・Richie Hawtin - Motor Mix 2005 (TOTH0097)
・Richie Hawtin - SOUND CITY SESSIONS (TOTH134)
・Plastikman - underground Live @ Windsor, Ontario 02/03 2004 (TOTH0039)
・Plastikman - underground Mix 2005 (TOTH171)
他には
・Marco Carola - Detroit 2005 (TOTH150) 2CD
・HARDFLOOR - Unreleased 1999 Mix (TOTH168)
・Jasper Hahlback - Manchester 2005 (TOTH207) 2CD
をお買い上げ。