午後から初台は東京オペラシティーにある某社にて半日出向作業を行う。内容はさしたることもなく、こともなげに終了。わざわざ事務所を空にしてまで行く意味があったのかも疑問に残るが、お客さんの絶対的意向なので文句も云えない。
気分転換を兼ね、建物内をぶらぶらしていたらART GARRELYで「武満徹」の展示をおこなっていたのを知り、早速おじゃますることにした。
平日の夕刻、飯時前、さすがに観覧者もまばらであり、気持ちがいい。
実験工房周りからはじまり、ジャスパー・ジョーンズやミロ、イサム・ノグチの展示、そして武満自身のグラフィックスコアと続く。バロンの「閉じた眼」、宇佐見圭司の絵を観ることが出来たのは非情にうれしい。そのほか、ホアン・ミロやの展示物は昨年世田谷美術館でおこなわれていた「瀧口修三」展と同じものが多い。
あらためて感じることは実験工房の異色性だ。詩人、歌人、画家連なる名前ひとつひとつみても、各人が一つの肩書き収まるような人物ではないことが分かる。これも特異性を表すなんとやら。